TPS(Toyota Production System)

トヨタ生産方式。これ、どんなイメージをお持ちですか。

  • 手順とおりにやれ
  • 決められた時間内で作業を終わらせろ
  • 改善提案 月〇件必達
  • トヨタ生産方式 = かんばん方式

間違ってはいないとは思うけど、なんか憂鬱になります。

でも、これ、すごく狭い視野で捉えた解釈。
実際は、科学的な生産効率向上の追求であり、精神論じゃないんです。

トヨタ生産方式に関しては、
ググればいくらでも情報がでてくるので、
検索すればいいんですけど、
よく陥りやすい考え方があります。

トヨタ生産方式とは…

トヨタ生産方式で、まず教えられることがあります。

売価はお客様が決めること。

利益 = 売価 ー 原価

社員の皆さんは、原価意識を持ち原価低減に取り組む必要があります。
なぜなら、得られた利益で生活の糧を得て、生活を維持できるのですから。

そのためには、日頃から創意工夫を行う必要があります。

トヨタ生産方式の二本柱として、ジャスト・イン・タイムと自働化があります。
自働化は自動化ではなく自働化です。これらが、生産効率向上の源となるのです。

陥りやすい考え方

ふむふむ、そりゃそうだよね。
自分を奮起させることが目的ならね。

ところが、この考え方を他人に押し付けるとおかしなことになります。

他人に原価低減を強要することが起こりやすい。
消費税でも問題になる価格転嫁ってやつです。

適正な価格転嫁を行わなかったとして、公正取引委員会が企業名を公表したことがありました。独占禁止法違反として、摘発を受けたわけではないのですが、由々しき問題です。

適正な価格転嫁って難しい。
何をもって、適正な価格というのか。

売価はお客様が決めるんですよね。
じゃ、購入品の価格は、買い手が決めるの?
え、それでいいの?

はてなマークで頭の中がいっぱいになります。

そんなわけで、現役時代に、工場の原価ではなく、本社が管理している原価の構造を積み上げグラフにして、示したことがあります。これやると、一工場の原価がかすんじゃう。

管理職の皆様からは大ブーイングで、すぐさま、タブー視されることになるのは想像に難くないと思いますが、要はそういうことなんです。

だからなに?

社内でみんなで頑張ろう、ならいいんです。
でも他社とのお付き合いで、この考え方を踏襲すると、いやな奴になること請け合いです。

働き方改革

実は、働き方改革って、トヨタ生産方式に共通することがあります。
創意工夫してみんなで頑張ろうならいいんです。

でも、実際はそうはならない。
現役時代、こんなことがありました。

もっと楽しくやったらいいのにと呟いたら、
どんな理不尽なことでも耐え忍んで仕事をやりとげるのが社会人ってもんだ。
と、説教を喰らう。もう、論理破綻していますよね。

なんか知らないけど、細かくて見えないような工程表が作成され、日々チェックされる。
もう、やめちまえになること請け合いです。

今注目の政府組織もこれに陥っていますよね。
たしか、デジタル庁って名前でしたっけ。


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