プロフィール

1959年(昭和34年)生まれです。
2019年(令和元年)に定年退職しました。
現役時代は、トヨタ系自動車部品メーカで
システム開発をやっていました。
平成元年に転職を経験しています。

転職前の経験

多分、中小企業に分類される会社だったと思います。

コンピューター応用技術を用いてお客様の、
こんなシステムほしいなぁというご要望に
お応えできるシステムを実現する仕事をしていました。

開発言語はアセンブラが主流でしたが
この頃からパソコンが生産現場で使われるようになりました。
NEC PC-9800ってご存じですか。
16ビットCPUを載せたパソコンです。
使用言語は基本BASICです。
コードを逐次解釈しながら動くインタープリタなので
処理スピードが遅いです。
高速処理したい時はアセンブラを使います。

パソコンはわかるけど、
人間には解読困難なソースコードを作って
高速化するなんてこともしていました。
今でもこの高速化手法は現役ですね。

C言語が使われ出したのはこの頃ですね。

転職のきっかけ

やっぱり、自社開発の生産機械を設計したいなぁ、と思っていました。

たまたま転職エージェントにお会いできる機会があり、
定年退職を迎えた会社に就職することになりました。

転職後の仕事

平成元年に、多分、大手企業に分類される会社に転職しました。

仕事内容は転職前と全く同じでした。
やはり、自社製品を設計できる喜びは格別でした。

給料が全く違います。
転職直後に人事担当者から、
ほんとにこんな給料でいいんですかなんて言われて、
意味わからなかったですが、
入社3か月後に昇給があり、
あ~、そうなんだ、と身をもって感じました。

実際に働いて感じたこと

ハードウェア設計、ソフトウェア設計といろいろ経験しました。
それらの固有技術は今となっては、いい思い出です。
こういう仕事は最先端を走っていないとすぐに陳腐化します。
10年前に今のスマートフォン、SNS市場の隆盛を予測できたでしょうか。

そこで方向転換。ITを使って業務改善。
これが結構、おもしろいのです。
開発者とユーザの距離がとても近いので
喜んでもらえたという実感が得やすいからです。

定年前にしていたこと

パソコンを駆使して、各業務担当者の業務改善をしていました。
今困っていることを教えてもらってプログラムを書いていきました。
仕事が楽になった! という言葉がホント嬉しかったです。

雲行きが怪しくなります。
業務改革、働き方改革ってやつですね。
上司の進捗チェックがやたら入ってくるんです。
理由は上司はそのまた上司につつかれるから。
散々嫌味言われましたが、
ガン無視して安定稼働だけ意識して運用し、
定年を迎えました。

今思えば、いつもプロトタイプの設計していたと思います。
一通り実現できた段階になると、
必ず上司は私の給料の何倍も支払って
外注に出すんですよね。

深く考えないことにしてました。

業務改革、働き方改革

認知革命

先日、Youtubeでこの書籍を知りました。
ユヴァル・ノア・ハラリ著 サピエンス全史(上)(下)

ここで書かれている歴史観には様々な意見があると思います。
私が共感したのは「虚構」です。「貨幣・国・宗教という虚構」です。

新しい思考と意思疎通の方法を得る「認知革命」が起きた。
人類は「現実には存在しないものについて語り、信じられる」ようになり、
「大勢で柔軟に協力するという空前の能力」を手に入れた。

これは諸刃もろはつるぎですね。
「認知革命」なくして今はありません。
でも、勘違いすると世界は滅びます。
「現実には存在しないものについて語り、信じられる」 からこそ、
未来を語れるのだと思います。

今後は

再雇用制度は使いませんでした。

大きな組織に所属していると、
よくわからない曖昧な目的に振り回される傾向があります。
一部のエリートには快適な環境なんでしょうけど、
庶民は不幸になります。

今振り返ると少なからず、承認欲求があったと思います。
組織で認められたいという感情はいい方向に作用しなかったです。

もう今の仕事は、継続できないな~と思いました。

今後は雇用されない仕事のやり方、フリーランスを目指していきます。

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