金融所得加算。ざま~、みたいな世論、記事がおどる昨今。
言葉の使い方がおかしい
今回の議論では、『不公平』という言葉が多用されます。
これ、全くもってナンセンス。
公平は、個々の状況に応じて適切に支援を行うことです。
公平は、必ずしもすべての人に同じものを提供することではなく、それぞれのニーズに合わせた支援をすることです。
財政上緊迫しているから、取れるところから取る。
お得意の思考パターンが垣間見られます。
税制上の不公平
なんで、こっから議論を始めるかな。ほんとに。
支払調書の運用の厳格化。支払調書は税制では当たり前に運用されている法定調書ですね。
厳格に運用できるシステムを構築することに対しては大賛成です。
でも、本質はこれじゃない。
このままじゃ、為政者のための改善に終わってしまう。
全国民にとって、『公平』な負担を求める制度構築。
これが本質的議論じゃないと本末転倒です。
【第1ステップ】自己負担割合
被保険保険者に原則3割負担を課すことから始めるべきです。
所得、資産が一定水準以下の被保険者に対して、国庫で支援する制度をまず構築すべきです。
【第2ステップ】保険料見直し
金融所得加算で、保険料をガンガン徴収する前にやることあるでしょ。
均等割
固定でベースとなる保険料。まずは、均等割の妥当性検証。
所得割
所得に応じて変動する保険料。
所得割 = ( 所得 ー 基礎控除 ) ✖ 保険料率
保険料率を小さくできないかを検証。
年間賦課限度額
2026年度は前年度比5万円アップの85万円(方針)。
【第3ステップ】健康保険の俯瞰的見直し
組合健康保険、協会けんぽ、国民健康保険、前期高齢者医療保険、後期高齢者医療保険を俯瞰して国民に求める負担を検討すべきです。今んとこ、後期高齢者医療保険がやり玉に挙げられているが、あまりに視野が狭い。
組合健康保険・協会けんぽ
国民健康保険の方が負担が大きい。だから、不公平。
こんな論調の世論・記事をみます。
組合健康保険・協会けんぽの負担も増やすべきだぁ~。これ、不公平じゃなくて単なる"やっかみ"です。
国民健康保険が組合健康保険・協会けんぽと同等の負担で済むように調整するのが公平ってもんでしょ。言葉は正しく使いましょう。
ちゃんと議論しよう
安直な議論を積み上げてきたから、今日の様などうしようもない事態を招いた。
国民も、事態の深刻さに気付き始めてきた。
この機会を逃すと、もう立ち直れなくなります。ちゃんと議論しましょう。